世間では奨学金が家計や若者の生活を圧迫していると問題になっていますが。
一部では、借りたものは返すのが当たり前という意見も。
そりゃあそうですよね。
たしかに。
奨学金は借入金
巷では名称が悪いのではないかという意見も見かけました。
奨学金というと、返さなくても良いもののような印象を受けるというのですが、説明受けてますよね。
奨学金を申し込む際に、いくら借りてどうやって返すのかを。
返すことを前提で。
制度としては有難い制度ですよね。
進学したくても経済的な余裕がない場合ももちろんあるので。
そういった優秀な人材が学習する場を得るための奨学金だと思えば。
ただ、私のまわりの若者は、月々いくら入るという声しか聞こえてきません。
何日になったらいくら入る。
うーん。
それはちょっと違うな。
入るんじゃない。
借りるんだ。
何日になったら◯◯円借り入れするから、無駄の無いように使わないと。
というのは聞いたことがありません。
まだ利息がないのが救いではありますが、借金ですからね。
たとえば、アルバイトなどで稼いでも、すでにその一部は自分のお金じゃないんですよ。
借金て怖いな。
借金総額と返済計画
日本学生支援機構のサイトを見てみると、いくら貸与出来るのかが載ってました。
こちらで調べることができます。
やってみました。
短大で2年学ぶとして、53000円借ります。
保証は機構の保証を利用。
卒業と同時に背負う借金総額が1272000円。
いきなり100万円以上の借金を抱えての社会人スタートです。
返済のスケジュールは最終貸与日が3月だとした場合、その年の10月からスタートするのですが、月額約9000円強を144回!
年数にして12年間かけて返済です。
月々9000円といいますが、きつくないですか?
そんなに給料も高くないうちから9000円。
転職したり、結婚したりして働けない時もあるでしょうが、月額9000円が12年間。
でも、9000円なら返せると思ってしまうのですかね。
100万円以上借りるんですけど、返済時の月額は9000円。
ほかのローンなら考えられない金額ですもんね。
借りる金額イコール返す金額
利息がない貸与方式なら、借りた金額がイコール返済額になるので、まだましかなと思いますが、いきなり100万円を軽く超える借金を抱えての社会人スタート。
奨学金だからといって、幾らかの免除があるわけでもなく、100万円借りたら100万円返す。
その時の状況に応じてさまざまな措置はあるようですが、基本的には借りた金額イコール返す金額。大変です。
確かに返せるような気がしてくる
でもね。数字って怖いですよね。
100万円はすごい大金なんですが、月々9000円は安く感じてしまうんですよね。
これぐらいなら返せそうな気がする。
1回に100万円どかっっと返すわけではなく、9000円づつ。ちょっと節約すれば払えるレベル。
お金がないときはそりゃあ辛いとは思いますが、返せない金額ではないような気がしてしまいます。
数字のマジックですよね。
良く騙されるやつ。
私も良く騙されるやつだこれ。
月々の金額に騙されるのは保険も同じ
例えば、終身保険に入るとして、月額が5000円だったとしますよね。
5000円くらいだったら払える金額だと思って、ついつい契約してしまいそうになりますが、これ、終身保険ですからね。
特に保険って、終身で契約すると、なかなか途中で解約する気持ちにはなれないんですよね。解約した途端に何かありそうで。
でもこれ。
計算してみるととんでもない大金契約なんですよね。
5000円を1年で60000円。
仮に30歳で契約して、80歳まで生きていたとすると、その間50年間。
300万のお支払い。
この先いくら払うことになるのかわからないのに、ついつい加入してしまう。
気をつけないといけませんね。
私もついつい、月額で考えてしまうので。
特に携帯野料金とかそうですよね、。月々いくらのお支払いになりますって言われますけど、蓋を開けてみたら、機種も高いし支払い総額はとんでもない大金になったりします。
怖い怖い。
本当に携帯料金も怖いですよね。
一括で支払ってしまえば、後々楽になるのはわかっていても、一度に大金を支払うのはやはりきつい。
それなら、毎月定額で支払った方が負担が少ない。
でも、払う総額は同じ。
総額はびっくりするほど大金
なるべく長いスパンで物事を見ることが出来るようになりたいものです。
難しいですが。
ローンを組むと月々の負担は軽くなりますが、金利が発生するローンなんか馬鹿らしいんですからね。
家のローンは仕方ないとしても、出来るだけ借金のない人生を送りたいものです。
それにしても。
この公式サイト見ても、怖いことしか書いてないような気がするんですけど。