パソコンが苦手だという人は多いと思います。
今はスマホが普及していますし、どんどんパソコンを使う機会が減っているからだと思います。
でも、社会に出れば、「苦手なので使わない」という選択肢はありませんよね。
少なくとも、日々の仕事の中ではどうしてもパソコンに触れる機会が増えてくると思います。
以前にこんな記事を書いたのですが。
苦手なまま放置していても、「じゃあ、使わなくてもいいよ」とはなりません。
では、簡単に苦手意識を克服する方法はないのかと考えてみました。
マウス操作に慣れる
そんなこと?と思われるかもしれませんが、パソコンが苦手なんですとおっしゃる方をサポートする際、一番困るのがこの「マウス操作」なんです。
マウスというのは、同じ場所でくるくると動かしながら、画面上で様々な操作を補ってくれます。
「クリック」は出来ても、「右クリック」が出来ない人もいます。
マウスを遠くまで移動させないと、広範囲を選択出来なくて困っている人もいます。
それはマウス操作に慣れていないだけで、ちょっと使ってみると簡単に慣れることが出来ます。
なので、どんどん触ってもらうといいと思うのですが、慣れていない人は「壊れるかもしれない」「おかしなことになったら困る」となかなか多くの操作をすることを躊躇してしまいがちです。
パソコンは簡単には壊れないので、どんどん触ってもらうといいと思います。
これはキーボードも同じです。
打つのが遅いので良くわからないではなく、たくさん練習をしないと慣れることは出来ません。
慣れれば何でも出来ます。
出来るだけパソコンに触る時間を作ってほしいと思います。
マウス操作の名称
昨今、これがわからない人が多く、それが余計に操作を遅らせている原因になっています。
マウス操作もキーボード操作も、それ自体は単純な操作なのです。
でも、知らない言葉で言われても、すぐに操作には直結しません。
しかも、口頭で操作を伝えてくる人は、「わかっているもの」として説明してきます。
聞きにくいですよね。
今更、そんなことを聞くの?という態度で来られる人もいます。
相手は、「知っているもの」「わかっているもの」という意識なので、全く気にしてもらえません。
簡単な操作の名称 6つ
- ポイント
カーソルがある位置のことですが、目的の場所を指すことを「ポイントする」というように言います。
- クリック
マウスの左側のボタンを一回推すことです。カチッと押します。
- ダブルクリック
マウスの左側のボタンを2回押します。「カチカチッ」という感じです。
むやみやたらに2回押す人がいますが、「1回」と「2回」はしっかり区別して使用することが大事です。
- 右クリック
右側のボタンを1回押します。「クリック」なら左側を1回。「右クリックして」と言われたら、右側を1回です。
- ドラッグ
これが一番浸透していないようです。
ボタンをクリックしたまま、マウスを移動させます。
選択をするときなどに使います。
- ドラッグ&ドロップ
ドラッグしたものをマウスで移動後、ボタンを離す操作です。目的の図形などを移動させたりする際に使用します。
上記は単純なことばかりですが、耳で聞いて理解出来るようにしておくと操作がスムーズだと思います。
キーボード操作を覚える
特定のキーを押すショートカットは、後で覚えるといいと思いますが、タイピングが問題なく出来る程度にはキーボードの扱いには慣れておく必要があります。
記号を入力する方法や、効率の良い変換方法など、キーボードには色々な使い方があります。
テンキー(数字だけのキーボード)があるなら、数字は必ずテンキーで入力するようにします。
使用するキーボードによってキーの配列が違ったりするので、普段使用するキーボードに慣れることが出来るように、キーの位置をしっかり覚えましょう。
順番に覚えようとしなくても大丈夫
例えば、テキストや参考書を購入してきて、最初のページから順番に操作を確認することも慣れる方法だと思います。
でも、かならずしも順番に操作をこなす必要はありません。
参考書を購入したら、最初から読み込むよりも、わからない操作を調べることに使うと良いと思います。
逆引き辞典のように使う方法です。
ただ、本当に初心者で、全く操作についてはわからないという場合は最初からじっくり読み込むことをオススメします。
手順をメモする
最近、メモをする人が減りました。
覚えられる人はいいですが、大抵の人は忘れてしまうことだと思います。
パソコンに関連する業務の説明を受けている際、わからないことはすべてメモをすることをオススメします。
自分自身がわかるようにメモを取ってください。
私はパソコンに不慣れな頃、なかなか操作を覚えられないので全部の操作や名称を細かくメモしていました。
それを見ると出来るので、そのうち見なくても出来るようになったという感じです。
メモを取るのは面倒ですし、見られると恥ずかしいメモだったりします。
でも、手順や画面の様子もメモっておくと、質問する人がいない時でも自分で操作を進めることが出来ます。
何かを作ってみる
何でもいいので、作成してみてください。
はがきやちらし、ビジネス文書。
何でもいいです。
わからないところは、購入してきた参考書を逆引きします。
自分で考えながら作成すると、かなりの操作を覚えることが出来ます。
わからないなと思ったことは、先に調べてみてどうしてもわからなかったら質問します。
その方が覚えることができます。
まとめ
当たり前のことしか書いていませんが、「どうすれば出来るようになりますか?」と良く聞かれます。
そういう質問がある人は、操作に慣れていない人が多いのですが、たくさん操作をして慣れれば勝手に出来るようになります。
まさに「習うより慣れろ」ですね。
「出来るようになりたい」と思っている人はすぐに慣れることが出来ると思います。