先日、文部科学省が後援している「硬筆書写検定」を受験してきました。
私はど素人なので、本来は4級や3級から受験する方が良かったかと思うのですが、思い切って準2級を受験してきました。
結果は、見事「合格」!
ちなみに私のスペックをご紹介しますと、、、
書道経験 なし
硬筆・ペン字経験 なし
今までまったくお習字なども習ったことがありません。
いや、どうして3級くらいから受験しなかったのかと後悔しました。
なので、字は下手くそで自己流のくせ字だと思います。
ただ、絵は得意なので、字も練習すれば形は何とかなるんじゃないかと思ったのがきっかけです。
今回は練習期間4か月。
まったくの経験なしでのスタートです。
各問題について、練習した文字を晒しますので、目安にしていただけたらどうかなと思います。
こんなレベルで合格かーと思われるかもしれませんが、最初はもっと酷かったので。。。
目次
第1問(速書き 120字)
早書き問題は時間内に書けないと、どんなにきれいにかけても60点以上はないと試験監督のお話にありました。
当日は、緊張しすぎてペンが進まず、まったく速度も出ず、ガチガチのスタートになりました。
本当にミミズのはったような文字しか書けず、その時点で落ちたと思いましたが、時間内には書けました。
練習の際、時間を計測して練習していたので、何とか書ききれたという感じでしょうか。
時間を計測して練習することをお勧めします。
受験直前の練習です。(恥)
第2問(漢字 楷書 行書 各10字 マス)
行書をしっかり書いたことがなかったので、まず小学校の漢字のテキストの漢字を全部2周くらい書きました。
全然書き慣れなくて、これも苦戦しました。
必要最小限のルールさえ守れたかどうか怪しい仕上がりです。
でも、準2級はマス目があるのでまだましですね。
最初に、何度も行書を練習すると何となく法則が身につくと思います。
受験直前の練習です。
第3門(漢字 仮名まじり文 縦書き 50字)
これも行書なので、バランスよく書くことに集中しました。文字の区切りも変なところに来ないように気を付けたつもりですが、行書はリズムが大事だと思いました。
リズム良く書き慣れてないと、なんだか変な文字しか書けません。
変な文字しか書けなかったと思います。丁寧には書きました。
行書が書けないと話になりませんが、ひらがなは連綿でもOKです。
普通に書いても問題ないみたいです。連綿の方がバランスはいいと思います。
受験直前の練習です。
第4問(漢字 仮名まじり文 横書き 65字)
楷書の横書き
これも苦戦。
何度練習してもうまく書けず、漢字が苦手で苦手で、その上ローマ字とカタカナが混じっているのでバランスが難しい。
しかも、字の大きさをバランスよく気を付けてばかりいると、余白がバラバラになってしまい。。。
多分100枚以上練習したと思います。
それでも1枚も満足いくように書けませんでした。
本番の試験では、この問題を見返したとき、「落ちたわ」と思ったんです。
漢字1字1字のバランスが全くとれていなくて、ものっすごっく下手でした。
全体を見ると、何となく綺麗に書けてはいるものの、これを採点されるとなると減点だらけだなと落ち込んだ問題です。
とりあえずバランスを見ながら、左右の余白に気を付けました。
白紙を一枚配ってもらえるので、下に置いて目安にしました。
ひらがなが苦手です。漢字もあまり。。。
なんだか、先へ先へと急ぎ過ぎるというか、早く書ききりたいという気持ちが出てしまい、どうしても雑な仕上がりになります。
第5問(はがきの通信文)
これが一番難関でした。
まず、6行にするか7行にするか、レクチャーされるサイトによってバラバラです。
最初、2級の問題で練習していたのですが、若干文字数が違うんです。
なので、自分で勝手に文字数を減らして練習していたので最終的には6行に書く練習をしました。
300枚くらい書いたと思います。
書いても書いても納得がいかず、途中で行書で書くのをやめてすべて楷書にしてみたり。(文字の指定はないので)。
2級のテキストだと、95字くらいあるので、7行でかっこいいんですが、準2級は85字くらいでしょうか。
2級のテキストの最後の一行を端折ったりして練習しました。
お勧めは100円均一のメモ帳です。
ちょうどはがきにサイズが似ているので、4冊くらい使いました。
こう書くと、すごく時間をとって練習していたように思われるかもしれませんが、もともとまとまった時間で練習するタイプではないのです。
椅子に座ったタイミングで2枚とか、テレビを見ながら数枚書くとか。
そんな感じの積み重ねです。
少々下手でも、行のバランスが良く、体裁よく収まっていれば良いのかなと思いました。
受験直前の練習ですが、何度書いても
一度も納得いかなかったです。
第6問(掲示)
B4用紙にあたりをつけて書いていきます。
テキストを参考にしましたが、最終的には自分のいいと思うバランスに落ち着きました。
これが一番書きやすかったような気がします。
絵を書く感覚に似てました。
取り合えず、字が下手なのは仕方がないので、バランス良く体裁よく、、、。
使用したサインペンはゼブラ 油性マーカー ハイマッキーです。個人的には、にじむのであまり好きではないですが。
保管しておくのに折り目がついてますが。
第7問~10問(理論問題)
これはテキストをひたすら覚えて練習しました。
特にひらがなの漢字はサービス問題なので全問正解出来ます。
ほかの問題も勉強していれば9割以上は取れると思います。
時間が取れなかった等の理由で、勉強しないで挑戦するのは損をすると思います。
絶対に得点した方がいいです。
なので、実際の試験でも理論は絶対合格しているけど、実技が落ちたと思ってトボトボ帰りました。
ちなみに解答の順番は理論問題からやっつけるのが正解だと思います。
マーク間違いがないか、3回くらい見ました。
このレベルでも合格出来るという自信につながれば幸いです。
次は2級を目指そうかと思います。11月です。
頑張ります。
ひたすら練習あるのみです。
今回、使用したテキストはこちらです。
受験しようと思って問題を確認した時、行書と書き順が不安だったので購入しました。
すごくお手本の字がきれいで憧れます。
筆順もあるので、最初にこれを2回くらい全部書きました。
それと定番のこちらです。
結構分厚くて、1~2級の情報も掲載されているのでかなりお得かもしれません。
1~2級の冊子は分厚い上に、1級までの問題が掲載されているので、
自分の受験級の問題を探すのに、慣れるまで使いにくかったです。
なので公式の2級のテキスト(硬筆書写技能検定の公式サイトで販売されています)で練習してから、上記へ進みました。
過去問題が入っているので、試験直前に繰り返すといいと思います。
ちなみに6月20日に受験して、合否結果は、7月6日に届きましたので結構早いですね。
ネットでは合否によって封書かはがきかと色々書かれていましたが、準2級は合格証書が入っている大きな封筒で到着しました。
最終目標は1級なんですが、独学では難しそうです。
まだまだ遠いですが、コツコツ頑張ります。
良く、ペン字のテキストで一冊やれば字は綺麗になるみたいなのありますが、あれは嘘ですね。
めっちゃ書きました。
上の写真プラスノート5冊くらい。