社会保険に属さない人は強制加入となります。
お金がないので入っていない。
手続きを忘れていたので、入っていない。
それは入っていないのではなくて「払っていない」だけなんですよね。
強制加入なので。
払っていないだけで、どんどん支払いが滞っていきます。入らないという選択肢そのものがないんですよね。
なので、保険に入っていない人はいない。はず。
高いですよね。保険料。毎年、査定額が来るたびに、1週間くらいは封筒を開封しないで持ってます。
開封しなかったら安くなるというものでは決してないんですが、現実を見つめるのが怖いというか。
でも。
高いけど、一定の収入があれば払わないといけません。
特に、前年の収入や退職時までの収入がある人などは会社で支払っている以上の保険が請求されますし、年金も発生します。
未加入とは
保険がない状態とは、病院に行っても医療費が全額負担になります。疾病などが原因で、診察を受けたり投薬を受けたりした場合でも、全額を支払うことになります。
保険に入っていれば3割負担です。
10000円の医療費なら3000円を自己負担します。
それを10000円支払うことになります。
私、病気にならないので
そんな人もいるかもしれません。
特に国民健康保険の保険料は高いです。
もし仮に、病気や怪我で病院にいったとしても、保険がない場合は全額負担です。
でも、診察と投薬で例えば6000円くらい払ったとします。
ということは、実際の医療費は20000円くらいですよね。
私も旅行先で支払ったことがありますが、そんな金額でした。
毎月の数万円より、一年に数回の20000円。
そんな風に考えてはいけませんが、考えたくもなります。
毎月、苦しい思いをして高い保険料を納めるよりも、一回の診察で払う金額の方が安いんでは?と思うかもしれません。
加入は義務
冒頭でも書きましたが、健康保険への加入は義務なので、入らない選択肢はありません。
高いですけど、加入が義務付けられています。
年に数回病院へ行くくらいならいいかもしれませんが、月に数回、定期的に高い医療費を払う必要があるという方は、保険の制度は助かります。
健康保険には、国保も同じく「高額医療制度」というものがあります。
一か月のうちで、医療費が高額になってしまった場合は収入に応じて医療費の上限が決まるというものです。
何十万も医療費が発生しても、実際に支払うのは数万円で大丈夫です。
この、何十万というのは保険が適用されてからの金額なので、いかに大きな金額の免除があるかわかります。
保険料は高いですが、あくまでも「保険」です。いざというときに、満足な医療が受けられるようにとのものです。
高くても強制加入でないと成り立ちませんよね。
その保険料ですが、もちろん、収入などで免除はあります。
でも不正行為を働いて支払いを免れた場合は、免除されたいた保険料の5倍を支払う可能性もあります。
遡って請求される!
たとえば、退職してから再就職まで期間があいてしまったので、加入手続きをしなかった、などの場合はその期間の保険料は納めていないですよね。
会社の保険がなくなったが、国民健康保険を手続きしていないので、支払いも発生しなかった。
ではないんです。
その間も、保険に加入している扱いになります。
そして、支払っていない期間は遡って請求されます。
最長で過去2年間分も請求されることに。。。
これはかなり高額になりますよね。
前職の給与が高額であった人などは、思いもよらない国民健康保険料が設定されているはずなので、恐ろしいことです。
払えない時は必ず申請を
失業や退職(自己都合も含む)の場合は、自治体にもよりますが減免制度があるそうです。
うちも利用したことがあります。
退職すれば、普通は収入は減りますよね。
会社の健康保険に加入していたときと同じように収入があるとは限りませんので、必ず市区町村の窓口へ問い合わせることをお勧めします!